2015年8月25日火曜日

相撲七大戦2015

今年の七大戦は8月23日に東北大学の主管で、宮城野原公園相撲場で行われました。私、ここ数年この大会は毎年手伝いがてら見に行っていたのですが、今年は母校の九大が不参加ということもあり、行きませんでした。
優勝は地元東北大学。北海道大学の相撲部は、まだ北大の体育会には非公認という扱いらしく、総合体育大会としての順位からは外されますが、実際は北大が2位のようです。

七大学全てに相撲部があるという状態になったのは2006年、阪大に相撲部が出来てからだったと思います。そこから数年は阪大や、北大(実は第一回からの皆勤賞なのですが、当初は相撲部ではなく、学生寮の有志がその都度チームを組んで出場していました)は、チームとしての基盤が弱く、下位に沈むことが多かったのですが、最近は力をつけてきており、今年は北大が準優勝。また2013年はこの2大学が3位に並んで順位決定戦なりました。

逆に、母校九大は2007年に準優勝、その後数年は入賞を狙える位置にはつけていたのですが、2012年〜14年は最下位に沈み、今年はついに参加もできない状態となりました。

相撲に限った話ではありませんが、学生のスポーツの宿命として、基本的には4年で引退しなければいけないということがあります(競技によっては、留年者や大学院生も変わらず出場できたりしますが)。強い選手が一人いたとしても、その人が4年で卒業してしまえばそれまでで、だからこそ、個々の強化と並行して、メンバーを確保することが重要になってきます。当たり前の話ですが。

2002年の相撲七大戦の閉会式の講評で東大の先生が、「数は力である」と仰られていて、その時私は一人で個人戦だけ参加していたので非常に耳が痛かったことを思い出します。

優勝した東北大学は、国体レベルの高校相撲の経験者がいるらしく、確実なポイントゲッターがいることが大きいのは間違いないのですが、東北大相撲部のホームページによると、部員が10人いるみたいで、まさに「数は力」を体現しているのかなと思います。
今回大躍進の北大も東北大と同様、高校相撲の経験者が一人いるみたいですが、北大相撲部のホームページを見ると部員は10人。3位の東大もホームページによると13人現役部員がいる模様です。

チームとして強くなるためには、まずは部員の確保が大切ですね。特に九大。

※あくまで個人の見解です。